施設概要

静岡県富士山世界遺産センターは、世界遺産の根拠となる「世界遺産条約(国際条約)」に規定されている、世界遺産を「保護し、保存し、整備し及び将来の世代へ伝えることを確保する」拠点施設であり、学術調査機能などを併せ持つ施設です。

静岡県富士山世界遺産センター

名称 静岡県富士山世界遺産センター
所在地 静岡県富士宮市宮町5番12号
開館日 2017年12月23日
主要用途 博物館
敷地面積 約6,100㎡
建築面積 約2,000㎡
延床面積 約3,400㎡
最高高さ 18.515m
階数 地上5階
構造 鉄骨造
平面計画 北棟、西棟、展示棟から構成され、展示棟では、1階から5階(最上階)を繋ぐらせんスロープを登りながら展示を鑑賞(擬似登山体験をイメージ)
富士山眺望 最上階のホール及び屋外テラスにおいて、周辺の構造物に遮られない富士山の眺望を確保
県産材活用 展示棟の外観として県産材を使った木格子を使用
省エネ化 地下水を水盤に利用するとともに、空調の熱源にも利用するなど、最大限の省エネ化を目指す。
外構計画 センター前面に湧水を引き込んだ水盤をつくり、建物の象徴である逆さ富士を水面に表現するとともに、浅間大社とのネットワークを形成する
建築主 静岡県
設計 株式会社坂茂建築設計
施工 建築 佐藤工業・若杉組特定建設工事共同企業体
電気 住友・三和特定建設工事共同企業体
機械 須賀・遠藤特定建設工事共同企業体
監理 株式会社坂茂建築設計
防音壁 株式会社若杉組
収蔵庫 金剛株式会社東京支店
外構 佐藤工業株式会社静岡営業所
さく井 土屋産業株式会社
サイン 株式会社若杉組
展示設計・施工 株式会社丹青社
工期 2016年3月 ~ 2017年11月
地区・地域 都市計画区域、準防火地域、富士山等眺望保全地域

 

シンボルマーク

次代を担う若い方の感性を活かしつつ、分かりやすく、多くの方に親しみを持っていただけるようなデザインを目指して、静岡文化芸術大学デザイン学部の佐井研究室の皆さんに共同で制作していただきました。

静岡県富士山世界遺産センターシンボルマーク

 

センターの4つの基本コンセプト「守る」「伝える」「交わる」「究める」に富士山への畏敬、関心といったそれぞれの個人の思いを加え、5本の柱で富士山を表しています。
四角の枠は学問と大地を象徴し、富士山学を通して知識を深め、線が四角を飛び出すことで、大地の下まで広がりゆく富士山とセンターの繁栄を意図しています。


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